ソーラーフードライヤー

【解説】ソーラーフードドライヤーの魅力を3つ紹介します

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太陽のエネルギーを生かして作る保存食。
干し野菜に、野草茶に、ドライフルーツに。。

干す習慣は、
畑でどっさり採れた季節の野菜の長期保存法になったり、
台所でちょっと余ってしまった野菜のフードロス問題を解決するだけでなく、
晴れた日がワクワク楽しくなるような、
そんなハッピーな朝を迎えることができる習慣でもあります。

「乾物」は、
歴史を辿れば、古くは古代エジプトで紀元前2500年頃、壁画に魚を開いて干す様子が描かれていたとか。
日本でも縄文時代の貝塚から、干物にした形跡のあるフグの骨が見つかっているそうです。

そんな昔ながらの保存食「干して」作る、乾物。

なかなか忙しい現代では、
やってみたいけど、上手くできるかしら。。
晴れの日が続かなくて、失敗しちゃった。。
という声もよく聞きます。

そんな時は、現代の暮らしにあった、
「干すこと」が何倍にも楽しくなって、
晴れの日が待ち遠しくなる道具、ソーラーフードドライヤーをおすすめします。

干し野菜だけでなく、
ドライフルーツ、
ハーブティ、
野草茶、
干し芋など。。

様々な「干す」楽しみを、
手軽に暮らしの中に取り入れることができるのです。

私自身、何年もソーラーフードドライヤーを使用してきて、
これまでにたくさん制作したりみんなで制作するワークショップを開いてきて、
その魅力を余すことなくおすすめしたい気持ちです。

しかしながら、今回は、
初めて知っていただく方にも読みやすさを意識して。。。
そんなソーラーフードドライヤーの魅力を3点に絞って、お伝えしていきます。

その1。庫内温度が、外気温の3〜4倍に上昇。乾燥力アップ。

ソーラーフードドライヤーは、
太陽の熱エネルギーを上手に集められるように、
庫内に断熱材を入れたり、
黒色のトタン板を敷いて、
より庫内温度が上がるような構造に設計されています。

また、さらに
庫内温度が上がることで、
「暖かい空気は上に行く」という法則を生かし、
後面の上部分から暖かい空気が庫内から流出。

庫内の空気が外に出ていくことで、
前面の下部分から新しい空気が流れ込み、
それによって緩やかな自然の上昇気流が発生する。

という仕組みで、
熱だけでなく自然の空気の対流によっても、
庫内の食材の水分の蒸発を促進する仕組みです。

そのため、よく晴れている日には、
通常の天日干しの3〜4倍の速さで食材を乾燥させることができます。

その2。失敗しやすいドライトマトも失敗なし

通常の乾燥では、
水分量が多いことから作ることが難しく1週間ほどかかることもあるドライトマト。

なかなか水分量が多いため乾燥が難しく、
失敗してしまった。。という声をよく聞きます。

ですが、自分で作ったドライトマトは、
旨味がギュッと凝縮して
自然の甘みと旨味が噛めば噛むほど美味しいのです。

天日ではなかなか難易度が高いドライトマトが、
ソーラーフードドライヤーでは晴れた日が2〜3日あればカラカラに乾燥可能です。

しっかり乾燥させることで、
一年以上の保存に成功しています。

おやつに自作したドライトマトがあると、
お子さんも安心、
大人も元気も出てきそうです。

旨味が凝縮したドライトマトは、
そのままおやつにはもちろん、
スープに入れたらお出汁になって美味しいですよ。

その3。食材を守る。急な雨にも安心。網戸で虫除けも。

急な雨にも安心の構造になっている、ソーラーフードドライヤー。
(ただし、あくまでも木工品ですので濡れたら乾かしてくださいね)

最近気になるPM2.5や、黄砂など、
また美味しい匂いに誘われて飛んでくる虫などからも、
干している食材を守ることができます。

網干しですと、急な雨が降ってきたら
せっかく干していた食材も濡れてしまった‥
という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

何日もじっくり干していた食材なら、尚更ショックが大きいですよね。

ソーラーフードドライヤーに入れておけば、
少しくらいの雨なら、すぐに帰ることができなくても
庫内の食材は濡れていなくてセーフだった。。という場面が
私も何度かありました。

そんなわけで、
網干しよりも食材を守るという観点からも安心なソーラーフードドライヤーです。

まとめ。ソーラーフードドライヤーの魅力3点。

太陽のエネルギーを賢く活かす、
ソーラーフードドライヤー。

今回の記事では3点に絞って、その魅力をお伝えしてきましたが、
いかがでしたでしょうか。

太陽の恵みを美味しくいただく道具としての優秀さ、伝わりましたでしょうか。
年間を通して様々な食材を干しているので、
その様子や使い方なども後々記事にしていきたいと思っています。

また、自分でソーラーフードドライヤーを制作して持って帰るワークショップや、
受注生産も行っておりますので、
ご興味のある方は下のボタンからチェックしてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

あべゆか
あべゆか

晴れの日が楽しみになる、イチオシのソーラーフードドライヤーでした。

ソーラーフードドライヤーの制作ワークショップの様子。木材の切り出し中。
ワークショップに参加してくださったお子様が、素敵なイラストを描いてくれました。
ソーラーフードドライヤーの受注生産は、日々コツコツ制作しております。
乾物は、季節の食材の美味しさを、さらにアップさせて保存する知恵ですね。
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じきゅうスイッチ
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楽しくムリなく自給暮らし
埼玉県ときがわ町で、楽しく無理なく自給暮らしの日々。有機農業、ワークショップ、農家民宿楽屋を運営しています。食べることが大好きで、食の自給率はほぼ100%。お米・野菜・大豆・小麦・味噌・保存食など食の自給に特に力を入れています。
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