【干す実践シリーズ】ナスを干す|干し楽しむ味と食感の違いと活用

ナスを干すと、何が変わる?


たくさん採れたナスを、どうやって保存しようか。。ということは、昔から大切な課題だったようです。
最盛期に食べきれないほど収穫したナスを、
干すことで、冬の保存食としても
美味しく食べることができるようになります。
雪で冬はなかなか作物が作れなかった
山形で、昔からよく食べられてきた保存食です。
干すことで、生のナスからは考えられない歯応えになり、
煮物にした時に、味の染み込みもよくなります。
煮物だけでなく、
さっとお湯に入れて味噌を解いたら味噌汁にもぴったりなのが
嬉しい保存食です。
また、水分が抜けて、味が凝縮・油を吸いすぎずに調理できるのも
健康的で嬉しいですね。
ナスを干す前の準備


さっと洗って、5〜7ミリほどの厚さにスライスして干します。
- ○品種は?
→ 一般的な中長ナスでOK。基本的にどんなナスでも美味しくできます。
- ○切り方のバリエーション
・輪切り(炒め物・揚げ物に)
・縦切り(煮物・重ね焼きに)
・拍子木切り(和え物にも) - ○変色を防ぐための下処理
→ 塩水に5分ほどさらし、水分をふき取ってから干すと良いです。

1センチくらい厚さの輪切りで干して、セミドライの天ぷらが最高です。
天日干し・ソーラーフードドライヤーでの干し方

ナスの天日干し・ソーラードライヤー活用法干し時間の目安
干す時間帯:☀️夏場・晴天の場合
・天日干し:午前10時頃~15時頃までの、晴れた日
・ソーラーフードドライヤー干し:午前7時頃~16時頃までの、晴れた日
※季節や地域により、日照や気温にもよりますので、その時々のベストを見つけてみて下さいね。
乾燥の目安:☀️夏場・晴天の場合
<天日の網で干すとき>
・・セミドライナス:1〜2日(すぐに食べる)
・しっかりドライ:4〜5日ほど(長期保存する)
<ソーラーフードドライヤーで干すとき>
・セミドライナス:半日(すぐに食べる)
・しっかりドライ:2〜3日(長期保存する)

網干しの場合は、途中で裏返すと均一に乾きます!

ソーラーフードドライヤーはまんべんなく乾きますので、
ひっくり返さずそのままでOKです。
干しナスの保存方法


干しナスはグッと量も減るので、保存しておく時にも便利ですね。
- セミドライ:冷蔵保存で3~5日、冷凍で約1ヶ月
- ドライナス:乾燥剤と一緒に保存袋 or 瓶で常温保存も可能
- 湿気が戻りやすいため、保存環境に注意です!
干しナスのおすすめレシピ集
🍽 H2:干しナスのおすすめレシピ3選



- 干しナスの味噌炒め
→ 油を吸いすぎず、プリっと仕上がります。 - 干しナスと豚肉の煮物
→ だしを吸って、旨みのかたまりに。ご飯のお供に。 - 干しナスの南蛮漬け
→ 水で戻してから揚げ、南蛮だれに漬け込むと絶品!
まとめ | ナスを干すことで、旬を未来へつなぐ

意外と知られていないナス干し、一度食べたらハマるのでぜひ作ってみて下さい〜。






